2017年4月8日土曜日

new arrival 12 フランスから見た舶来品

本日6回目の更新です。
今日はこれで最後の更新です。



バーバリーとリーバイス。
どちらも今日では定番だし、フレンチヴィンテージでもなさそう。
さして驚きもないものです。

ただ、細かいところにフォーカスしてみると見えてくる歴史や文化の匂い。








バーバリーはイギリス製に限る!とパスしてしまえば気づけなかったもの。






リーバイスにいたっては価値を証明するパッチ、タブも無い。
レングスも適当にいじられてしまっています。
一般的な評価だと、良いとは思うけどどうなの?といったとこでしょうか。

この服たちで楽しでもらいたいのは、
文化や歴史のコンテクストやレイヤーが分かって初めて浮かび上がるおもしろさです。

バーバリーがジェーンバーキンやアニーホールなどのシネマスターのおかかえで評価される以前の、Burbberys Parisと名打った高級用品店としてのおもしろさ。

リーバイスはノルマンディー上陸作戦以降のフランス駐在していた、
アメリカ兵の置き土産といったところ。
ものより歴史を買って欲しい一枚。  

どちらもヴィンテージとしての価値はそれほど無いですが、
こういったものに出会った方が何倍も嬉しかったりします。
そして、本当に格好良いです。



こんな意図せぬ出会いがあるから毎回5000キロ近くも走り回ってしまいます。
もう自分でも病気だと諦めていますが、つくづく旅するたびに発見のあるおもしろい商売だと思います。

お付き合いありがとうございました。
明日はいつも通り14時からオープンです。
ご来店お待ちしております!