2016年9月28日水曜日

優しいリネンのジャケット



フレンチビンテージ好きを魅了してやまないインディゴリネン。
本日は、その中でもとっておきの1枚をご紹介します。





小さめの襟に、小さくて不細工な胸のポケット。
色々なところが左右非対称です。
釦ホールや襟の付けなんかが太い糸で手縫いでかがられていて、
人の手のぬくもりをそこここに感じます。





糸いっぽん一本にアタリが出ることで生み出された、
シャンブレーにも似たような薄いブルー。

まだ紡績技術が発達していない時代の不均等な糸で織られた生地が
優しい表情をつくり出しています。
この柔らかい色合いもまたインディゴの良さですね。




素朴で控えめなのに並々ならぬ存在感。
とろりとした肌触りは心地よく、シャツ感覚でさらりと羽織れます。
着る程に手放せなくなりそうなジャケットです。



E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110





2016年9月24日土曜日

馬商達の黒いコート


フランスの黒いリネンのコート。
家畜を売買する馬商達が着用していました。






黒の染料が抜けて、下からインディゴの青みが顔を出し、
味わい深い色合いを作り出しています。
ひっそりとしていて凛とした佇まいです。


動物の毛が絡みにくいよう目の詰まったリネン素材を用い、
鋏等の仕事道具をスッと取り出せるよう配置されたポケット。
まさに機能美。当時の人々の美意識が垣間見えるデザインです。


現代の技術を持ってしても再現しきれないこの雰囲気。
一見とっつきにくいように見えますが、
話しかけてみると案外親しみやすいキャラクターなのがこのコートの特徴です。
日常着の中に1枚取り入れるだけでコーディネートに奥行きがでます。


肌寒くなってきました。
今年の秋の お供に如何でしょうか。

E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110



2016年9月23日金曜日

働き者のワークコート

週末に向けて色々とお品出ししました。
少しづつご紹介していきますね。


玉縁ポケットにチンストラップに立体的なシルエット…
シンプルでスッキリとしたデザインとは裏腹に、汚れや色あせがところどころにある働き者のコートです。


古いコットンの質感、全体から漂ってくる匂い。
この雰囲気が嫌いではない方にはお勧めしたい一枚です。





















首元のストラップを留めてもしっかりとは立たない襟。
どことなく、くたびれた表情をしていますね。

E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110

2016年9月22日木曜日

襟なしブルーモールスキン 

週末に向けて秋物の準備をしています。
1手間よりさらに細かく…
2手間をかけアレンジしたモールスキンジャケットをご紹介します。










40年代から50年代にかけてのモールスキンジャケット。
ノーカラーにスタンドカラーと、ワーク要素の強いジャケットをモダンにアレンジしてみました。
 
襟の開き具合にも気を配って仕上げたので、だいぶ”ヌケ”た表情になりました。



 程よく色落ちしたものから、デッドストックまで色々とご用意しています。

E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110






2016年9月20日火曜日

水色のダメージパンツ

本日2度目のブログ更新です。

どんな穿き方をしたらこんな風になるのだろう??
思わず想像を巡らせてしまう、激しいダメージのワークパンツをご紹介します。








部分的に麻混の生地や薄手の生地があてがわれ、そこここがさらにすり切れていたりと、
気持ちよいくらいのクラッシュ。
丁寧とはいえない大ざっぱなお直し。
前所有者はおそらく、大胆で細かい事は気にしない性格だったに違いないはずです。



ハイブリーチでもしたかのような明るい水色が、
ハードさを和らげて涼しい顔をしています。
ここまで色落ちしていると、却って着やすいですね。
ダメージデニム感覚で取り入れてみては。


見た目とは反対に、しっとりてろてろの滑らかな手触り。
履き心地も悪くないです。
穿きながらさらに破けていくのはご愛嬌ということで、
楽しんでいただけたらと思います。



E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110







2016年9月17日土曜日

シャンブレーコート









フレンチワークの定番シリーズ、今回はシャンブレーコートです。

白糸と黒糸で織られた生地は、ホコリの白い汚れやオイルなどの黒い汚れのどちらも目立ちません。
そのため作業時はもちろん、学校のオーバーコートとしても使われていました。
個人的にもワークを感じられる一番好きな生地です。




うちでは御馴染み、玉縁ポケットのモリネル社製コートを2サイズご用意できました。
ワークの物なのにパッチポケットではなく、ドレス仕様なポケットはディティールだけでなく全体の印象を上品な物に変えてくれます。


他にも雰囲気の出しやすい丈の長い物や、着用しやすい生地の柔らかいものまで色々とご用意してあります。
店頭でお気に入りの一着を探してみて下さい。

E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110

2016年9月16日金曜日

つぎはぎワークパンツ

気持ち良いくらい大胆にお直しが施された、
ストライプのワークパンツ。



 全体にフェードがかかり、
 明るめのグレーの配色が柔らかい印象。
 こんなにも履き込まれ激しく直してあるのに、
 ボロい、汚い、よりも綺麗という形容詞が似合います。




ベルトループはなく、ウェストはやや大きめ。
是非サスペンダーで吊って穿いてみて下さい。
くったりと良い風合いなので、
吊ると出る生地の動きがまた良いんです。

白シャツとか、クリーンでプレーンなアイテムにもすっとなじむと思います。


E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110




2016年9月15日木曜日

ブラックのモールスキンジャケット



前回に引き続き、フレンチヴィンテージの定番。ブラックモールスキンジャケットを紹介です。


人気のファクトリー・モンサンミッシェルのものから、生地感の良いもの、リペアの美しいものまで色々とご用意致しました。




地厚でタフだけど、光沢があって艶っぽい。
この生地感がブラックモールスキンの一番の魅力だと思います。


着回しがしやすいので1枚もってると重宝します。
飽きてしまったという方も原点回帰で今一度、定番のモールスキンを羽織ってみて下さい。一周して見え方が変わる部分も多いと思います。


E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110

2016年9月10日土曜日

秋物準備

秋のアイテムを少しずつ仕込み中です。




良いヴィンテージも揃っているので、楽しみにしていて下さい。
後日ブログで紹介していきますね。

E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110

2016年9月9日金曜日

ブルーのモールスキンジャケット

まだまだ暑い日が続きますね、秋冬物を出すタイミングを迷ってしまいます。
それでも、虫の鳴き声はセミからコオロギに変わり、秋の匂いがしてきました。
ヘビーなアウターは置いておいて、シャツや軽いアウターなどからお品出し予定です。


本日紹介するのはフレンチヴィンテージの定番、ブルーのモールスキンジャケットです。


何と言っても丸くて深い襟。
いまでは見慣れてしまいましたが、初めてこの形に出会った時は衝撃を受けました。
第一ボタンを留めても首元が苦しくなく、程よいゆとりがあること。
直線的なパターンなのに着やすくて、同じ服でも人それぞれの似合い方があること。






ブルーのモールスキンは、色の違いを楽しんでほしいです。
代表的なインクブルーから少し紫がかったもの、フェードして水色に近くなったもの。
些細な違いですが、着用時の印象は大きく変化します。
自分好みの色を見つけて下さいね。


E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110

2016年9月8日木曜日

ブラウンシャンブレーのテーラード 




フランス、40年代のワークテーラードジャケットです。

ワークジャケットにしてはシュッとした、やや縦長のシルエット。
このタイプのジャケットだと、ラペルやアームの太さが気になることが多いのですが、
どちらも程よい大きさで着用しやすいモデルです。



そして、とても良い生地感です。
ブラウン×ホワイトのシャンブレー生地は、程よく肉厚でタフなので、
ガシガシ着込んであげて下さい。

色合わせだけ間違えなければ、どんなパンツとも合うかと思います。


E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110

2016年9月1日木曜日

ドイツ軍、リネンのシャツジャケット



ドイツ軍は100年前の、とても古いオフィサージャケットです。

柔らかくもなく、かといって硬過ぎるわけでもないリネン素材。
ヤレて汚れた生地は惹き付けられる何か、があります。

立ち襟にひとつの胸ポケット。
作りはとてもシンプルですが、少し長い着丈が良いポイントになります。
このバランスの面白さは、是非着用してみて下さい。




綺麗なパンツより少し荒い生地のモノが合うような気がします。
これだけでスタイリングにパワーがでる、説得力のある1枚です。

E-mail               info@boutique-encore.com

Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-56-1-110