2015年3月21日土曜日

new arrival 2

今日はフランスのテーラードジャケットのご紹介です。
今まであまり注目される事が少ないジャンルのひとつですが、
実はなかなか良いものがあります。


 1910s~1920s  french tailored-jacket
独特の素材感があるこのジャケット。
以前にカフェやブラッセリで働く人たちが着用していたウェイタージャケットを同素材で見つけた事があるので、このジャケットも同じ部類のものだと思います。

イギリスやアメリカのテーラードジャケットに比べると、
身幅はタイト目でスッキリとしたシルエット。
全体的なフォルムは少し丸みがあってカチっとしすぎない感じです。



素材はキッドモヘア、鈍い光沢感があります。シャツ地の様に薄く軽いので春ジャケットとしてもお勧めです。




スレやダメージ感はありますが、ウエストが絞られ過ぎていたり、
大きな肩パットが入っていたりといった着用しにくい要素はないので、
少し工夫すると素敵な見え方になると思います。

この手のジャケットは黒1枚だとどうしても印象が重くなりがちですが、
ベストやニット、特にスカーフやストール等でVゾーンをきれいにつくってあげると良いと思います。
色のあるものを差し込むだけで印象もガラッと変わるのでぜひ試してみて下さい!





1920s~30s farmers wool jacket


 小ぶりなラペル、日に焼けて少しブラウンがかったブラックに変色した素材感、
イイ具合ににやれているジャケットです。

もう少し抜けた感じが欲しかったので肩パットを抜き、
一度洗いを入れて少しシワを残したアイロン仕上げにしています。




グランパシャツやデニムなんかと合わせるとさらに抜け感が出て良いと思います。
ゲンズブールの様にラフで計算された合わせ方もいいのでは?