2016年11月27日日曜日

gatsby jacket







昨日アナウンスしました、新しく提案するクロージングラインをご紹介します。  
ギャッツビージャケットと名付けたこの1枚。 
1920年代のフランスのリゾートジャケットをサンプリングしています。 
そこに30年代のフレンチヴィンテージのファブリックで作成しました。  

現代のファッションの文脈を意識しつつも、 
トレンドからはある程度距離を置いて作成しています。 
デザイン、ファブリック共にクラシックなものから引用しつつも、 
やりたい事はあくまでモダンな匂いがあるプロダクト。 

今100点はとれないけど、時代を重ねても80~90点をとり続けることができないのか?  というのが大きなテーマです。





















僕が沢山のヨーロッパヴィンテージを見てきた中で、
まだ評価をされずにいるものが沢山ありました。  
しかし、現代に提案するにはバランスの悪さ、
防寒性等の機能面で劣るところが正直あります。

ジレンマを解消した上で、今に提案できるものは無いかな?
とずっと考えを巡らしていました。 
そこで、やり手パターンナーである長谷川君に手伝ってもらい、
2年近い歳月をかけ完成させたのが、このジャケットです。  

肩幅、着丈、身幅、袖丈などパターンの寸法上の数値はあくまで、
現代におけるベーシックです。 
ルールに乗っ取った上での遊戯。 
遊んだのはあくまで、ボタン位置やポケット位置などバランス感のみです。  

既にサンプルがお店にあるので、良かったら見に来て下さい。 
近々、オーダー会をしようと思っています。