今回、新しい試みとして ' ひと手間 'をテーマに
ヴィンテージに対してアプローチしてみました。
古い服を着用する上でどうしても着づらくなってしまうデザインや、シルエットをどのように提案していくか?
例えば今日ご紹介するフレンチファイヤーマンのジャケットは、
ボタンやパイピングの主張が強いので街で着用する時に少し浮いてしまう。
この違和感を取り除いています。
1910s~1920s indigo linen fireman jacket 'modify'
1900s~1910s black linen fireman jacket 'modify'
このように柿の木仕様のボタンに変更したり、場合によっては側章は外しています。
色々試してみた結果、通常のボタンだと生地のパワーが強すぎてボタンとの雰囲気が合わない。
あくまでヴィンテージベースのものを使用しないと、違和感が逆に出てしまうので、
縫い糸も古い麻糸にしたりと気を使いました。
今の時代感に合わせすぎてもつまらなくなってしまうので、
なるべく元の雰囲気を大切にアレンジしています。
1930s~1940s indigo linen fireman jacket 'modify'
こちらはパイピングも細めでのデザインとしてうるさくは無いと思い、
あえて残してあります。
ボタンとエンブレムは変更しています。
昔の状態のまま楽しみたいという方は、
オリジナルのボタンも残してあるので、こちらで付け直すことも可能です。1880s〜 indigo linen fireman jacket 'modify'
こちらは襟の部分だけ残してあります。
ボタンやディティールにひと手間加えてあげるだけでも、ずいぶん印象は変わります。
ぜひトライしてみて下さい。
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