2021年11月5日金曜日

11/6(土) encore 10th anniversary その40 フレンチノーフォークジャケット

本日17回目のブログ更新です。これで最後の更新です。






今まで見てきた中では1番かっこいいジャケット。
フレンチヴィンテージの最高峰だと思います。

大切にコレクションしてきましたが、10周年なのでお品出ししてみます。
4つボタンサックが基本デザインになっており、
ヘビーリネンのストライプ素材に、ホーン製のボタン。
隠し胸ポケットやノーフォークデザインなど、
各国、各分野のいいとこ取りなジャケットです。








価格は中古車くらいするので、欲しい方は死ぬ気でどうぞ!




お店を始めていろいろありましたが、無事10周年が経ちました。

支えてくれた現スタッフ、元スタッフ、お客様には感謝の言葉しかありません。

今できる自分の中での最高の入荷をしたくてずっと準備してきました。
もうこれ以上は集める自信がないくらいやり切りました。

時勢もあり集めるのには苦労しましたが、皆様に楽しんでもらえるようなラインナップを用意できたと思います。

これだけのピースが1度に集まる機会もないと思うので、ご試着だけでも是非いらして下さい!
明日もいつも通り14時からオープン予定です。

11/6(土) encore 10th anniversary その39 フランスのプルオーバーハンティングジャケット


本日16回目のブログ更新です。


フランスのプルオーバータイプハンティング。

長年探してきた1枚です。






フルオープン仕様にすれば良いのにと思うくらい裾ギリギリまでついたファスナー。

ブラウンシャンブレーのコットン素材で幾何学柄に織られています。

1度同デザインのアルパイン用タイプを仕入れたことがあるのですが、

こちらの方が断然カッコ良い仕上がりです。







チンストラップに、ホーン製のハンティングボタン、

ポケットデザインとディティールだけで書くこといっぱいですね。



狩猟犬がタグにいるのでハンティングウェア専門だったのかもしれませんね。
1920〜1930年代の製造品だと思われます。



シルエットはややAライン型で着用時の印象はお利口さん。

着用しても、コレクションでも楽しめる至極の1品です。






11/6(土) encore 10th anniversary その38 アドルフラフォンのベロアジャケット 

本日15回目のブログ更新です。


 

こちらも10周年に相応しいスペシャルピース。



アドルフラフォンのとても古いジャケットです。

おおよそ100年前に作られたアンティークジャケット。

ワークジャケットもここまで古いものになると、労働着にはとても見えないですね。



肩周りもコンパクトで、大きめのサイズなのですが、

厚手のニットを着たままだと着用できないくらいアームが小さめの作りです。



素材はコットンのベロア素材、

みちみちに織られたコットンを起毛しているので、独特の鈍い光沢が出ています。

内側も洒落たチェック柄に生地です。




1910年代後半から20年代前半位かけて作られたALマークが2つ入るダブルロゴ仕様です。

コンディションはデッドストック。

かなり昔にディーラーから譲って欲しいと頼み込んで手に入れたものです。

コレクタブルピースとして長年保持してきましたが、欲しい方がいれば是非!





11/6(土) encore 10th anniversary その37 チビポケ付きのコーデュロイハンティング

本日14回目のブログ更新です。










スーパーヘビーコーデュロイで作られたハンティングジャケット。

懐中ポケットが付いた希少なモデル。
1000枚に1枚くらいしか付かないので、当店でも初めての入荷です。

このポケット1つ付くだけで、見え方も随分とカッコよくなりますね。





実用性を重視したのか、裏地がない仕様に変更されています。

裏地があった方が保温性は上がりますが、
肩周りが動かしづらくなるので、取ってしまったのだと思います。

ゲームポケットも内側で生地ふらふらしない様に、すべて端が縫い付けられています。初めて見る仕様ですね
 

ハンティングジャケットにしては縦長のスッキリとしたシルエットです。
小さいポケットが効いてます。

11/6(土) encore 10th anniversary その36 ブラウンダックのハンティングベスト 

本日13回目のブログ更新です。





数あるフレンチハンティングベストですが
富裕層のスポーツといった側面もあるため、
たまにカスタムメイドやオーダーメイドものが見つかります。

これもその中の1枚です。
アメリカのハンティングジャケットと、
フランスのハンティングジャケットを組み合わせたようなデザインです。







銃弾用のポケットがたくさんついているので、
20〜30年代のアメリカのハンティングメーカー"ダックスバック"のような雰囲気です。

ただフレンチものなので物騒な部分は隠す+弾を水や泥から守るといった意味合いで大きなフラップがつきます。

腰の横まで付くフラップなど少しオーバースペック気味な気もしますが、
ベスト好きにはたまらない仕様だと思います。





見た目もパンチが効いてますね。ポケットデザイン◎です!

11/6(土) encore 10th anniversary その35 ドーゲ素材のダブルブレストジャケット 

 本日12回目のブログ更新です。






こちらも初見のジャケット、これ以外の個体は見たことがないです。

先ほどご紹介したベストよりさらに古そうですね。

1860-1890年度を中心にフランスの限られた地方で織られていた、インディゴ染のウール素材”ドーゲ”が使用されています。






裏地や内側の仕様がテーラードというよりは、カントリージャケットの仕様になっています。

1860-1880年代のジャケットに見られる、くの字に曲がった袖が特徴です。

フランスの西部ブルターニュ地方でよく見られるような仕様で、

地域性を表す意味合いの強いジャケットです。



こういったジャケットは小さいものが多いのですが、だいぶゆったりとしたサイズです。

180センチくらいの人が着用していたと思われるくらいの大きさで、

当時としてはかなり大柄な方が着用していたみたいです。


11/6(土) encore 10th anniversary その34 インディゴリネンのダブルブレストジャケット 

本日11回目のブログ更新です。




今回もスペシャールピース、インディゴリネンのダブルジャケットが入荷します。

コレクションと仕入れ分から1枚ずつ。

この辺もますます集まらなくなってきました。







優しく全体的に綺麗に縦落ちしている1枚です。
小さな胸ポケットのディティールも良いですね。






こちらは胸ポケットなしでスッキリとしたデザインです。


背中の色落ちに差がありますね。
生地を付け替えた後は見られなかったので、素材の混率が違うものを使用していたのだと思います。











30年代までに生産された、襟がラウンドしていないタイプです。

横糸と縦糸の太さが不均一な為、独特の色落ちです。

特に、縦方向にかすれたように色落ちするのがよい味わいになっています。





並べて見るとこれまた迫力がありますね。
どちらも良いエイジングが出ていますよ。