2020年7月25日土曜日

丸襟のインディゴリネンコート





フレンチヴィンテージには欠かすことのできない、 インディゴリネン生地で作られたワークコート。
こちらのブログでも何度かご紹介しておりますが、今までとは少し変わったディティールのものが入荷しました。




まず目に留まるのは角の無い丸い襟。
ボタンを止め、頂上のホックをはめると立体的に膨らみ、首元に寄り添います。





同素材のコートの特徴であるハサミを収納する縦長ポケットや、大きく取られた腰ポケットは見られません。
その代わり、ワークジャケットのようなパッチポケットが3つ取り付けられています。





優しく手に吸い付くようなしっとりとした肌触り。
大振りな黒蝶貝のボタンは、リネンの光沢に負けず劣らずの存在感です。




膝上で停まるIラインが優等生ライクなシルエット。
凡庸なようで唯一無二の一着です。



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2020年7月16日木曜日

消防士のスモック




フレンチワークを代表するファイヤーマンアイテムから、初めて入荷するスモックのタイプをご紹介します。




ファイヤーマンジャケットといえば、スタンドカラーにフロントボタンがズラリと並ぶ、ナポレオンジャケットのようなものが一般的。
確かに、着脱のし易さや運動量を確保する面から考えれば、上から被れて身幅がたっぷり取れるスモックは好都合のような気もします。



しかし、結局活躍の場はなかったのでしょう。
保存ヤケのみの状態から見ても、特注オーダーされたのにも関わらず、誰にも袖をされることなく眠っていたのだと思います。



赤いパイピングに立体的な銀ボタン、首元の特徴的なエンブレム。
ジャケットの場合キリッとした緊張感のある勲章も、大ぶりな襟の上ではチャーミングな印象すら受けます。




生地はヘリンボーン織りされたインディゴリネン 。
何度か着用すれば、今は硬い表情も和らいでいきます。




コスプレチックにならず、それでいてヴィンテージとしての独特な雰囲気も持ち合わせた一着。
ファイヤーマンアイテムとしても、スモックとしても扱いやすい個体です。


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つぎはぎのインディゴダブルジャケット




フランスヴィンテージのトップピース、ダブルブレストのジャケットをご紹介します。






びっしりと埋められた刺し子、これでもか、というほどに継ぎ足された生地。
そこに在るだけで惹きつけられる圧倒的な存在感は、思わず足を止めてしまう骨董品としての見応えがあります。






身体に沿うようR型にシェイプされた綺麗な後ろ姿。
力仕事に耐え抜いたオリジナルのコットン生地は、味わい深いインディゴブルーに変化しています。




これほどまで朽ちているのに“美しい”という言葉が似合う、特別な一着です。



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2020年7月10日金曜日

テーラードタイプのハンティングセットアップ





人気のハンティングアイテムから、雰囲気抜群のセットアップが入荷しました。






ジャケットは珍しいテーラードタイプ。
4つポケットにフロントボタンが3つだけ付く、とってもシンプルな作りです。



お馴染みの動物ボタンは、珍しくうさぎや犬などにカスタマイズされていました。
どんな動物が使われているかなーと個人的に必ずチェックするのですが、
前の持ち主の狩猟姿を覗き見できるような、楽しみな瞬間でもあります。






パンツはジョッパーズ仕様。
中心部が尾びれのように分かれたフィッシュテイルに、”お猿のお尻”のような形の丸いステッチなど、ツウ好みなポイントが盛りだくさんの後ろ姿です。




うっすらと緑がかったグレーカラー、色むらが見当たらないほどとっても綺麗にフェードしています。
写真越しでもひと目でわかる滑らかな肌触りに変化した生地は、経年と共にさらに魅力を増しています。




革靴を合わせたヴィンテージスタイルはもちろんかっこ良いですが、Tシャツとスニーカーでラフに着こなすのはいかがでしょうか。


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インディゴコットンのパッチワークパンツ


綺麗に施されたパッチワークが印象的な、古いワークパンツが入荷しました。


   




第一に目に飛び込んでくるパッチワークは、腿下から長方形にざっくりと切り替えられています。
濃淡のあるブルーカラーで統一され、綺麗なコントラストが生まれています。





お直しには、ヒップも合わせて3種類の生地が使われています。
ストライプの線が続くように縫い合わされたパッチワーク、
刺し子による丁寧なリペアからは、前の持ち主の性格が伺えます。




裏返すと、ポケット部分には可愛らしいシャンブレー素材の布地が当てられていました。
表からは見えない部分にもびっしりと刺し子の跡。
とっても大切に着用されていたのですね。




印象強いパワーアイテムは、シンプルなトップスをさらりと合わせてみてください。


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2020年7月3日金曜日

マリ族のインディゴスモック




西アフリカ、マリのインディゴ染めスモックをご紹介します。






19本の帯状に手織りした布を繋ぎ合わせ作られたスモック。
これらの布は綿を紡ぐところから染色、縫製まで全て手作業によって仕立てられたものです。




藍染された生地の風合い、まっすく短く取られた筒袖の作りなど日本の野良着によく似た作りをしています。






太さのあるコットン糸で紡がれた布地は、ちょうど肘が当たる部分のみ薄く柔らかい生地に当て替えられています。
動きやすさ、摩擦を起こさないための工夫ですが、単純にデザインとしてとても美しいです。




深く取られたVラインがちょうど良く垢抜けてくれます。
長いトップスとのレイヤードを楽しんだりと、遊び甲斐のある一着です。


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