昨日アナウンスしました、新しく提案するクロージングラインをご紹介します。
ギャッツビージャケットと名付けたこの1枚。
1920年代のフランスのリゾートジャケットをサンプリングしています。
そこに30年代のフレンチヴィンテージのファブリックで作成しました。
現代のファッションの文脈を意識しつつも、
トレンドからはある程度距離を置いて作成しています。
デザイン、ファブリック共にクラシックなものから引用しつつも、
やりたい事はあくまでモダンな匂いがあるプロダクト。
今100点はとれないけど、時代を重ねても80~90点をとり続けることができないのか? というのが大きなテーマです。
僕が沢山のヨーロッパヴィンテージを見てきた中で、
まだ評価をされずにいるものが沢山ありました。
しかし、現代に提案するにはバランスの悪さ、
防寒性等の機能面で劣るところが正直あります。
ジレンマを解消した上で、今に提案できるものは無いかな?
とずっと考えを巡らしていました。
そこで、やり手パターンナーである長谷川君に手伝ってもらい、
2年近い歳月をかけ完成させたのが、このジャケットです。
肩幅、着丈、身幅、袖丈などパターンの寸法上の数値はあくまで、
現代におけるベーシックです。
ルールに乗っ取った上での遊戯。
遊んだのはあくまで、ボタン位置やポケット位置などバランス感のみです。
既にサンプルがお店にあるので、良かったら見に来て下さい。
近々、オーダー会をしようと思っています。