オーストリアのチロル地方で着用されていたチロルブラウス。
20世紀初頭の雰囲気の良いものはなかなか手に入らないので、
買い付けに行くたびにコツコツと集めてきたものを店頭にお品出し致しました。
厚手のコットンリネンの素朴で頑丈な生地を使用し
丁寧に丁寧に作られたブラウス。
細かいピンタックやギャザー、
丹念に手で縫われた刺繍はとても美しく、
ビンテージがお好きな女性でしたら
思わず「カワイイ!」と声に出してしまうのではないでしょうか。
1900~1920 Tyrol blouse A
袖口に施されたターコイズブルーのハンド刺繍。
刻みの入ったガラスボタンがその美しさを際立たせてています。
肩には生地と同色の刺繍で、まるで織り柄が入っているかのような表現が。
1900~1920 Tyrol blouse B
こちらは鮮やかなブルーの花モチーフ刺繍が目を引く1枚。
折り返すと花の刺繍が見える袖口のデザイン。
ギャザーの細かさにため息がでます。
1900~1920 Tyrol blouse C
続いてはホワイトとブラックのコントラストが効いた、存在感のある1枚。
襟ぐりにカットワークレースがたっぷりとあしらわれており、
一見、非常に甘く可愛らしいように見えますが
モノトーンでまとまっているために辛さやシックさもほのかに感じられます。
生地の取り都合なのか?
ガタガタの裾がいい味を出しています。
1900~1920 Tyrol blouse D 〈SOLD OUT〉
はずしと遊びのあるスタイルにまとめてみては如何でしょうか。
細かい手仕事に対して、形自体は簡単で原始的なパターンでつくられている為、
着心地は良いとは言えません。
しかし、着用して鏡を見たときの感動はなかなかのものです。
ご紹介したもの意外にも様々なデザインがございますので、
是非店頭にてお試し下さい。
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