移民の為に作られたジャケット。
当時はこのジャケットが1番安かったみたいで、
パリ13区の中国系の移民街から広まり、
安く軽いとアルジェリア系の移民にも好まれて使用されていました。
フランスの丸襟3つポケットデザインを改良したモデル。
ボタンだけチャイナボタンになっています。
60-70年代の個体で、この時代のインディゴ染料が中々良い色落ちをしてくれます。
洋服のパターンは、直線的な設計図でラフな作りと仕様です。
襟は丸襟なのでフランスっぽいですが、設計思想やシルエットなどはアメリカのカバーオールに近いフィーリングですね。
こちらも同じく70年代くらいのもの、
のっぺりと色落ちしてゆくインディゴカラーが良い表情です。
ガバッと羽織るだけで良い面です。