2021年11月5日金曜日

11/6(土) encore 10th anniversary その35 ドーゲ素材のダブルブレストジャケット 

 本日12回目のブログ更新です。






こちらも初見のジャケット、これ以外の個体は見たことがないです。

先ほどご紹介したベストよりさらに古そうですね。

1860-1890年度を中心にフランスの限られた地方で織られていた、インディゴ染のウール素材”ドーゲ”が使用されています。






裏地や内側の仕様がテーラードというよりは、カントリージャケットの仕様になっています。

1860-1880年代のジャケットに見られる、くの字に曲がった袖が特徴です。

フランスの西部ブルターニュ地方でよく見られるような仕様で、

地域性を表す意味合いの強いジャケットです。



こういったジャケットは小さいものが多いのですが、だいぶゆったりとしたサイズです。

180センチくらいの人が着用していたと思われるくらいの大きさで、

当時としてはかなり大柄な方が着用していたみたいです。